それは、剥き出しの、そしてリアルな『社会と人間の闇』〜闇金ウシジマくん〜

皆様、おはこんばんにちは。サブカルモンスターのコウです。本日も、オススメの漫画をご紹介させて頂きます！

本日、ご紹介いたします作品は、様々な人間模様とその社会の闇をリアルに抉り出す「闇金ウシジマくん」です。真鍋昌平先生作で、2004年から2019年までビックコミックスピリッツで連載されました。また、2010年から山田孝之主演で、実写ドラマ化され、2012年には映画化、2014年にはドラマの新シリーズが放送されるなどでも話題となった。

○あらすじ

10日5割（トゴ）の超暴利金融会社『カウカウファイナンス』の経営者である丑嶋馨とその従業員の日常と、カウカウファイナンスに訪れる客およびその関係者の様々な人間模様と社会の闇を描いたストーリー。 物語は各エピソードの中心となる人物の視点で進み、丑嶋はそれらの人物に接触する。そのため丑嶋が全く登場しない回も多々ある。「-くん」とを思わせるタイトルに反して、多くのエピソードにおいて人々が救いのない状況に陥る様が描かれている。

○人間の欲望、そのなれの果て、裏社会の闇をリアルにそして凄惨に描く

こちらの作品、超暴利金融会社のカウカウファイナンスのウシジマは、超暴利に金を貸し付け、返済しない者には容赦なく取り立てを行っていく、上の写真が主人公なんですが、いまだかつてこんな強面の凶悪面の主人公がいたでしょうか？w

この作品では、様々な人間がいろんな目的を持ってウシジマの元を訪れて金を借りに来ます。しかし、ウシジマに金を借りに来た人間がたどる末路は例外はありますが、基本的には悲惨で凄惨な末路をたどることが多いのです。しかしその人間たちはどれも今を生きる人間も、このように悩み、追い詰められて金を借りる人も少なからずいるのではないか、、そう感じてやみません。

そして裏社会の仕組みやその構図、そしておかねとは何か？生きるとは？人生とは？そんな人間社会の闇、そして人生観をリアルに、痛烈なほど描くこの作品、アウトローで、裏社会に生きるウシジマが見せる、人間と社会の「闇」。あなたは、この作品に何を感じますか？