サブカル魂☆

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あなたはこれを『愛』と呼べますか? おすすめ 恋愛映画『彼女がその名を知らない鳥たち』

皆様、おはこんです。

 

昨日は投稿をお休みしてしまい、申し訳ありませんでした。本日よりまた再開していきたいと思います。よろしくお願いします。

 

さて、本日皆様にご紹介しますのは、共感度0%の新たな恋愛映画彼女がその名を知らない鳥たち』です。

 

この作品、基本的に僕は恋愛映画は苦手というかあまり見ないジャンルではあるんですが、この映画は正直恋愛映画を全く見ない僕でも、衝撃を受けました。

 

従来の恋愛ものと呼ばれる数多くの作品とは一線を画す本作について解説していきたいと思います。

 

・何か新しい刺激のある恋愛作品って何かないかしら、、?

そういった方には、是非おススメしたい1本です。

 

[:この記事の目次]

  • あなたはこれを『愛』と呼べますか?『彼女がその名を知らない鳥たち』とは?
  • 恋愛映画という作品において、共感を呼ばない最低な大人たちが織りなす『愛』の形
  • この作品が伝えたいメッセージについて
  • 終わりに

 〇あなたはこれを『愛』と呼べますか?『彼女がその名を知らない鳥たち』とは?

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・概要/ストーリー
 彼女がその名を知らない鳥たち』は、沼田まほかる先生のミステリー小説。2006年幻冬舎より刊行され、2017年に映画化されました。メガホンをとるのは、『凶悪』『日本で一番悪い奴ら』などでおなじみの白石和彌監督。

・ストーリー
15歳年上の佐野陣治(阿部サダヲ)と共に生活している北原十和子(蒼井優)は、下品で地位も金もない佐野をさげすみながらも、彼の稼ぎに依存し自堕落に過ごしていた。

ある日、彼女は8年前に別れ、いまだに思いを断ち切れない黒崎(竹野内豊)に似た妻子持ちの男水島(松阪桃李)と出会い、彼との情事に溺れていく。

 

そんな折、北原は刑事から黒崎が5年前から失踪しているという事実を知らされ、佐野がその件に関係しているのではないかと不安を抱いていく、、

最低な大人たちが最後にたどり着く、究極の愛の形とは?

・キャスト


彼女がその名を知らない鳥たち

 〇恋愛映画という作品において、共感を呼ばない最低な大人たちが織りなす『愛』の形

この作品の登場人物たちは、恋愛作品というジャンルにおいてまず登場することが許されない不純で最低な大人たちばかりです。

 

不潔で無粋、下品な男、同居しつつ、働かずその同棲している男の少ない稼ぎを頼りに自堕落な生活を送りながらも、昔の男を忘れられない女、妻子を持ちながら自身の性欲を最優先に浮気を繰り返す男、、、

 

このように、こと恋愛ものと呼ばれる作品の中で、このような誰からも共感を抱くことができない登場人物ばかりが織りなすラブストーリーなんて聞いたことありますか?笑

少なくとも僕は見たことはありませんでした。このような不純で、最低な大人たちが織りなし、僕たちにラブストーリーとして伝える『愛』は、よくあるような恋愛作品とは違う、見る人によっては歪なものに見えてしまうかもしれません。

 

でも、だからこそ、この作品が【共感度0%】【あなたはこれを愛と呼べますか?】というキャッチコピーとして描かれる、全く今までの恋愛作品とは別物の質感となった、愛の概念を覆す作品となり得たのではないかということを、この作品を通して強く感じます。

 

 

 この作品が伝えたいメッセージについて

 ネタバレを避けるために、作品の本質的な部分には触れませんが、この作品で描かれる『愛』のテーマは普通ではありません。この作品を見た方々それぞれがいろんな受け止め方をきっとするのではないだろうかと感じます。

 

でも、きっと人が人を想う、愛するという形は決して1つではないんだということをこの作品は教えてくれたと感じました。

 同棲しているのに、なぜかその相手を罵倒して蔑む十和子、どれだけ罵倒されながらも真っ直ぐに十和子を想い続け、ストーカーまがいの行為に及ぶまでに支えようとする陣治。

 

同棲しているはずなのに、愛し合う関係性にないこの奇妙な二人の男女を主軸に物語が進んで行く中で、十和子が忘れられない、かつての恋人であり上っ面だけのクズ男の黒崎や、性欲を満たすために浮気を繰り返す妻子持ちの男である水島という登場人物がこの十和子と陣治と絡んでいく。

 

その構図から、物語が進んでいく中で訪れる衝撃のラスト。

このラストを受けた上で感じる見方は人それぞれですが、僕が感じたのは、当たり前にある幸せや、自分がそこにある当たり前のものは、本当に大切にしなければいけないと強く感じました。

 

無くしてしまった後に、その大切さに気づくのではなく、日々その大切さを噛みしめることが大事だと。そして、誰かが誰かを想う、人が人を想う、誰かを愛する事は、どんな形でもいいから、伝えていかなければいけないということ。

 

終わってしまった後に後悔するのではなく、今目の前にある大切なもの、大切なこと、大切な人を見失わないようにすることが、いかに尊く大事にしていかなければいけないのか。

 

きっと、この作品はそんな人と人との繋がりの大切さを、歪な愛の物語として、僕たちに伝えてくれたのではないかと、強く思いました。

 

○終わりに

いかがでしたか?

愛の形や、受け止め方は人それぞれ。でもその中であなたは何を感じるのか。

この作品のラストを見た時、その結末を見届けたときに何を感じるか。

その答えはぜひともあなた自身の目で確かめてください。

それでは本日はこの辺で。

 

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