園子温監督作品 オススメ 3選
皆様、おはこんです。
サブカル人のコウです。前回は私の好きな映画監督の園子温について、ひたすら語りましたが、今回は第二弾【園子温監督作品 オススメ 3選】をご紹介したいと思います。
まだ前回の記事をご覧になっていない方はこちらからチェックしてみて下さい！
ただ、前回に引き続き今回も断っておきますが、【エロ】【グロ】【スプラッター】などの強烈な表現や演出が苦手な方は、視聴は控えた方が賢明です。
今まで見た映画とは違う、斬新で独特、そして刺激的な映像表現が見たいという方だけお願いします。それでは早速ご紹介していきましょう。
[:この記事の目次]
- 園子温監督作品 オススメ 3選
- 終わりに
○園子温監督作品 オススメ 3選
・愛のむき出し(2008年)
実話をもとに、宗教、暴力、変態行為、家族、そして愛について描く、上映時間237分という奇想天外な純愛エンタメ長編作品。
第59回ベルリン映画祭にてカリガリ賞と国際批評家連盟賞を受賞した他、数多の賞を受賞。園子温の名を世界中に轟かせただけでなく、主演の西島隆弘、満島ひかりも新人賞を受賞しました。
2017年には編集初期段階での6時間バージョンをベースにした“最長版THE TV-SHOW”が制作されたことでも話題を呼んだ作品でもあります。
・あらすじ
敬虔なクリスチャンの父子家庭で育った男子高生のユウ（西島隆弘）は、神父である父から求められる懺悔に答えるために盗撮を繰り返す毎日。ある日、運命の女性・ヨーコ（満島ひかり）に恋をし、彼女もまたユウに惹かれていく。しかし二人の背後に、新興宗教「ゼロ教会」の魔の手が迫っていた……
この作品は、私が園子温監督を知るきっかけになった作品でもあります。それと同時にこの作品を機に、どんどん園子温監督が描く世界観にのめりこんでいくことになります
。長尺の作品ですが、内容を見ていくと、宗教、暴力、変態行為、家族、そして愛という要素が縦横無尽に展開されていき、見る人を退屈させません。
また、まだ初々しいが強烈な体当たり演技の満島ひかりさんの演技や、この作品を機にブレイクした安藤サクラさんなど、若手女優や俳優さんの演技にも注目したい作品です。
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・地獄でなぜ悪い(2013年)
『エロ』『グロ』といった要素が主な園子温監督のメインテーマである作風とは打って変わり、『ヒミズ』や原発問題に切り込んだ『希望の国』で社会派と呼ばれるようになった監督ですが、本作は、そのイメージを自ら壊すかのように、愛、コメディ、サスペンスなど、様々な映画ジャンルの要素を盛り込んだエンターテインメント作品になっています。
・あらすじ
獄中の妻のために娘（二階堂ふみ）を主役にした映画を撮りたいヤクザの組長（國村隼人）と、それに巻き込まれた人々の騒動をコメディタッチで描いています。第70回ヴェネツィア国際映画祭で初上映された際には、観客から7分間に及ぶスタンディングオベーションが送られました。
本作では多方面で活躍中のミュージシャンである星野源さんが、主演と主題歌を担当していることでも話題になりました。
この作品は、本当に園子温監督の過激な描写を盛り込みつつ、『エロ』『グロ』とは違い、エンタメに振り切った作品だと感じました。血が結構吹き出す過激な演出はあるものの、ヤクザの抗争を映画で撮るという奇想天外でぶっ飛んだ発想は、園子温監督にしか描くことのできないエンタメ作品だと感じました。
・クソ野郎と美しい世界(2018年)
国民的アイドルグループであるSMAP解散後、結成されたアイドルユニットである『新しい地図』の稲垣吾郎さん、草なぎ剛さん、香取慎吾さんがそれぞれ主演を務めるオムニバス映画です。園子温監督は稲垣吾郎主演の『ピアニストを撃つな！』を担当しました。
・あらすじ
マスクをした極悪人マッドドッグ（浅野忠信）が愛した女・フジコ（馬場ふみか）は、彼から逃げるようにして天才ピアニスト（稲垣吾郎）のもとへ向かう。3人が会した時、愛と才能を巡る駆け引きが始まる。
オムニバス映画の中でも、園子温監督らしい色彩と演出が見事にはまった作品です。2週間限定の上映でしたが、28万人を超える観客動員数を記録したことでも有名です。この映画は、主演の稲垣吾郎さん、草なぎ剛さん、香取慎吾さんのそれぞれの視点から描かれる物語が、最終的に1つの物語として帰結するストーリー構成が見事です。
あと、なんといっても国民的アイドルであったSMAPのメンバー同士が織りなす偶像劇や、劇中曲も本当に素晴らしいです。この曲を聞くためにこの映画を見てほしいといっても過言ではありません！
クソ野郎★ALL STARS / 新しい詩 [from クソ野郎と美しき世界]
〇終わりに
いかがでしたか？
ちなみにこのブログを見ている方で、園子温監督の好きな方は気づいているかもしれませんが、今回ご紹介した作品は、過激で強烈な演出がなるべく控えめで、園子温監督作品を1度も見たことな方にも楽しめることを意識して3つに絞ってみました。
とりあえずこの作品を見て、『園子温監督の作品って面白い！』『もっと他の作品も見てみたい！』という方は、ぜひとも今回ご紹介した作品以外の園子温監督作品を見て、『園ワールド』にハマっていただければと思いますので、よろしくお願いします。
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