それは、哀愁と切なさ、そして暖かいメロディ『戦場のメリークリスマス』
皆さま、おはこんです。
もうすぐクリスマス、過去の投稿記事でクリスマスソングについて書きましたが、今回はその第2弾です。
今回紹介する楽曲は、ピアニスト坂本龍一さんの
『戦場のメリークリスマス』です。
あまりにも有名すぎる楽曲、皆さんはお聞きになったことはありますか?
○戦場のメリークリスマスとは?
この楽曲『戦場のメリークリスマス』ですが、1983年に日本で公開したテレビ朝日制作の第1作で大島渚監督の映画作品の主題歌です。
日本、英国、オーストラリア、ニュージーランドの合作映画で原作は、ローレンス・ヴァン・デル・ポストの『影の獄にて』 に収録された2作品、「影さす牢格子」と「種子と蒔く者」に基づいています。
作者自身のインドネシアのジャワ島での、日本軍俘虜収容所体験を描いています。
○楽曲と映画に込められた願い
この映画作品、ビートたけしさんや坂本龍一さんご本人が出演したことでも話題になりました。
そして、この楽曲ですが、映画の中で描かれる日本軍の捕虜への待遇と、その根底にある日本独特の「武士道」、「仏教観」、明治以降の日本人が抱いた強い欧米への劣等感と憧憬、そして、欧米人・日本人にある「エリート・階級意識」、「信仰心」、「誇り」、「死と隣り合わせのノスタルジア」などが描かれ、また、それを超えた友情の存在とそれへの相克が描かれています。
戦場のメリークリスマス ED Merry Christmas Mr Lawrence Endi 1
そして、それらの作品に描かれた想いを、この坂本龍一さんの哀愁と切なさの中にもどこか柔らかく暖かなメロディと共に流れていきます。
映画の内容を一つの楽曲に集約したかのようなこの深くせつないメロディ、あなたもこのメロディにひたってみてはいかがでしょうか?