妖怪人間と仮面ライダー【人ならざる異形のもの】
皆さん、おはコンです❗️😊
サブカル人のこうです(^^)
さて、10月に入ってめっきり寒くなってきましたね❗️
そろそろ、鍋が美味しい季節になってきておりますね(^^)
皆さんも、体調管理に気をつけて無理のないようにお過ごし下さいね❗️
さて、本日のテーマですが、すいません。
今日はおすすめをご紹介するというより、個人的な考察記事になっております。
テーマは【妖怪人間と改造人間】ということで、もしかしたら、すごく雑な論文みたいな形式になるかもしれませんが、ご了承下さいませ笑
それでは、早速いきましょう❗️
妖怪人間ベムとは?
では、まず本日のテーマである【妖怪人間】というテーマから話していきたいと思います。
皆さんは、昭和を代表するホラーアニメとして金字塔を築き、今もなお様々な形でリメイクされ続けている作品【妖怪人間ベム】という作品をご存知でしょうか❓
いつどこで誰が生み出したのか誰も知らない、人でも動物でもない異形の怪物――「ベム」「ベラ」「ベロ」と名乗る3人の「妖怪人間」たちが、時には人々に迫害され、また時には友情を育みながら、いつか人間になれる日を夢見て彼らは世に仇なす悪と戦い続けるというストーリー。
人間ではない異形の存在が、悪と戦っていくというストーリーは、当時の視聴者に恐怖と衝撃、そして正義とは何かを訴えました。
様々なメディア展開
この妖怪人間ベムという作品、実は2020年の今でも様々な形を変えて、今なおメディア展開しているのをご存知でしょうか?
このアニメ自体は、1968年に放送されましたが、そこから2006年の38年ぶりに完全新作アニメとして復活。さらに2011年には実写ドラマとして、ベム役に亀梨和也さん、ベラ役に杏さん、ベロ役に鈴木福さんというキャスティングとして放送。
更に更に、2019年にはリブート作品【BEM】として放送し、2020年の10月、このリブート作品であるBEMの劇場版が現在公開中です。
『劇場版BEM~BECOME HUMAN~』2分でわかるTVアニメ「BEM」
また、妖怪人間のベラに焦点を当てた実写ドラマ&映画である【妖怪人間ベラ】が公開されるなど、1968年から2020年にかけて、様々な進化を遂げて、今もなお語り継がれる伝説的な作品となっています。
改造人間とは?
次に改造人間について、皆様にご紹介したいと思います。
この改造人間とは、僕のブログを読んで頂いている方なら分かるかもしれません。
それは、藤岡弘さん演じる本郷猛が変身する、初代の始まりの【仮面ライダー】です。
この作品から、昭和から令和まで続く【仮面ライダー】という伝説的な作品が生まれることになるわけですが、この仮面ライダー、もとは改造人間だったということをご存じでしょうか?
この初代の仮面ライダーというストーリーは、主人公の本郷猛がある日、ショッカーという謎の秘密結社に誘拐されて、ショッカーの実験場で人体実験を受けることになります。その際に、通常の人間では得ることのない力や身体能力を身に着けた【改造人間】となってしまいます。
しかし、本郷猛は、自らの運命を受け入れて改造人間=仮面ライダーとしてショッカーとの戦いに身を投じていくという物語。
ここまで聞いて、僕はこの【妖怪人間ベム】と【仮面ライダー】にはある1つの共通点があることが分かりました。
【妖怪人間ベム】と【仮面ライダー】の共通点
ベムと仮面ライダー、その共通点とは何か。
それは、一重に【人ではない異形の存在】という点にあります。
妖怪人間も仮面ライダーも、どちらも人ならざる存在として、人々を襲う悪を退治して救う物語。
しかし、ここで1つ、この共通点に関して大きな疑問が生じます。
それは、妖怪人間ベムの物語のテーマ、そしてその結末についてです。
妖怪人間ベム、その物語の結末
1968年に誕生した妖怪人間ベム。異形の存在で人間ではないけど、誰よりも強い正義感を持つベム、ベラ、ベロの妖怪人間達。人知れず悪を退治し、人々を陰ながら救い続けてきた彼ら。
何故彼らは人々を救うのか。それは全て【人間になりたい】という一心からです。
妖怪人間でも、人々を救い、正しい行いをしていけば、いつか人間になりたいと彼らは信じて戦って、生きていました。
しかし、彼らに待っていた現実は非情で残酷なものでした。
ベム達は、自分たちの願いである人間になる為の方法を見つけます。でも、彼らは人間を救う為、その願いを捨てる決断をします。
僕は彼らがその決断をしたのは、人間を見殺しにして、自分たちの願いを叶えるという事は、今までの自分たちの生きてきた証を、自分たちのしてきたことを否定することになる。
それらを否定して、自分の願いを叶えても本当の意味で人間にはなれない。そう考えてたからこそ、この決断をしたのではないかと感じたんです。
しかし、彼らは、自分たちが必死で守り続けてきた人間達に裏切られる事になります。
人ならざる異形の妖怪人間として恐れられた人間達によって、彼らは火を放たれることになります。彼らが立て籠る家が業火で燃え盛る中、果たして彼らはどうなったのか、、?
という形で物語が幕を閉じます。
最後は、彼らが必死に守ろうとして、そして彼らがなろうとしている【人間】によって、裏切られる。
人間を守ろうとした【妖怪人間】と、その異形の存在をバケモノと罵り、悪意を向けて火を放ち、非難した【人間】。
果たしてどちらが【バケモノ】だったんでしょうか?
同じ異形の存在でも、受け入れられない妖怪人間たち
しかし、同じ異形の存在である妖怪人間と仮面ライダー。でも、妖怪人間達は、人々を救っても結果として、人間に非難され裏切られる。
一方仮面ライダーは、人々を救ったら、感謝され非難をされることなく受け入れられている。
異形の存在同士、人々を助ける正義の味方という点では同じはずなのに、報われる事がなく受け入れられない妖怪人間達。
この事実を知った時、この2つの作品の矛盾点を知りました。
それと同時に、やはり人間は自分たちとは違う存在が、たとえ命を救ってくれる正義のヒーローだとしても、その存在全てを受け入れられるほど、強くないのだということを、この妖怪人間ベムと仮面ライダーという作品を通じて感じました。
やはり、人は自分とは価値観や考え方の相違やズレ、見た目なども自分たちと少し違うだけで、受け入れることが出来ない。
でも、だからこそ、相手が自分達とはまるで違う存在であったとしても、よく知りもしないで、ただ相手を非難するのではなく、まずは手を差し伸べること。
そして受け入れていくことが出来れば、きっと世界は、もっともっと良くなっていくことが出来ていくのではないか。
この2つの作品を見て、それを強く感じました。
終わりに
と、まぁ、よく分からない感じの考察論文みたいな記事になってしまいましたが笑
ただ、単純に、今回の記事で、この妖怪人間ベムと仮面ライダーの両作品の魅力が伝わって頂けたら幸いでございます😊
それでは本日はこの辺で、ありがとうございました❗️
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