半額弁当を命がけで争奪せよ! おすすめ グルメバトルコメディ『ベン・ト―』
皆様、おはこんです。
サブカル人のコウです。新型のコロナウイルスが流行っていますが、皆様手洗いうがいは本当にしっかりして、体には本当に気をつけてくださいね。
さて、本日皆様にご紹介するのは、グルメバトルコメディ『ベン・ト―』です。
この作品は、もともとライトノベル作品ですが、私はアニメから本作を知りました。
5年以上前の作品ですが、中々に面白い作品ですので、ぜひともご紹介ししたいと思います。
[:この記事の目次]
- 半額弁当を命がけで争奪せよ! おすすめ グルメバトルコメディ『ベン・ト―』とは
- ストーリーについて
- 半額弁当という『日常』それを命がけで奪い合う『非日常』
- 終わりに
○半額弁当を命がけで争奪せよ! おすすめ グルメバトルコメディ『ベン・ト―』
『ベン・トー』(BEN-TO) は、アサウラによるライトノベル作品です。
スーパーダッシュ文庫より2008年から2014年にかけて刊行されました。
半額弁当の購入を巡って、閉店間際のスーパーマーケットで毎晩、超人的なバトルや駆け引きが行われているという設定日本を舞台として、貧乏学生であった少年がその争奪戦に巻き込まれ、自らその渦中に飛び込む物語。
『このライトノベルがすごい!2009』にて新規部門6位、また『このライトノベルがすごい!2010』においては総合8位、『このライトノベルがすごい!2011』では総合5位、『このライトノベルがすごい!2012』では総合3位に入賞するなど、高い人気を誇っています。
第3巻発行に合わせ、にスーパーダッシュ文庫公式ウェブサイトで特集サイトが立ち上げられました。
発行元が集英社のため、『週刊少年ジャンプ』に登場するネタが多用され、一部の記述において、インターネット上で使われる叫び声などの表現が利用されたりしていることも特徴です。
仮タイトルは「BEN-TO」であり、それを見た担当編集者が「『ベン・ハー』みたい」と発言したことから「ベン・トー」というタイトルが決定したとのこと。
ただ、『ベン・ハー』とは一切内容も無関係です。
なお、本作の内容に関しては作者が大学時代に半額弁当で生活していた経験談をもとに書かれているそうです。作者の半額弁当の愛を感じますねw
原作イラストを担当する柴乃櫂人による漫画化作品が『ジャンプスクエア』で2011年2011年、5・6月合併号から同年10月号まで連載されていて、『スーパーダッシュ&ゴー!』にも2011年12月号から2012年10月号まで連載されました。
また、テレビアニメも2011年10月~12月にかけて放送されています。
ラノベから、漫画作品、そしてアニメ化とアニメ化とファンからかなり根強い作品であることが見て取れますね。
○ストーリーについて
続いてストーリーについてです。
寮暮らしをするビンボーな高校1年生・佐藤洋はある日晩ご飯を買いにふらりと立ち寄ったスーパーで半額シールを貼られた弁当に手を伸ばします。
しかし直後に意識を失い、目を覚ましたとき彼は精肉コーナーの前で倒れていました。
既に半額弁当は消えており、残っていた惣菜もその場にいた他の人に買われていく。仕方なく売れ残った梅おにぎりを手に取ろうとした際、同じ学校であるメガネをかけた少女・白粉花と出会い、またその様子を眺める1人の女生徒に目を奪われることに・・
このスーパーで一体何が行われているのか確かめるため、翌日からスーパーに通い詰めた佐藤は、《氷結の魔女》と呼ばれるその女生徒・槍水仙から、「狼」と呼ばれる者達の争い《半額弁当争奪戦》について説明され、自らもこの戦場へと足を踏み入れることとなります。
そして、佐藤・槍水・白粉の3名はハーフプライサー同好会を結成し、熾烈を極める半額弁当争奪戦に身を投じていくことになります。
要は、命がけで半額弁当を奪い合うというストーリーです(ざっくり)w
〇半額弁当という『日常』それを命がけで奪い合う『非日常』
この作品の最大の魅力は、半額弁当という私たちの日常のシーンで絶対に見るものと、その半額弁当を命がけで奪い合うというありえない非日常というその相反する点が面白いです。
普通、半額弁当にそこまで命がけで血眼になって争って取りに行ったりしませんよねw
基本的にラノベは、非日常をテーマにしている作品ばかりですが、そこにこの『半額弁当』といういたって普通な日常のものを入れてくる。【日常】+【非日常】という構図が見事に絶妙にはまって、新しいエンタメ作品を作り上げているんですよね。
これを見ていると無性にスーパーに行って半額のものを探したくなるのと、こんな半額弁当を命がけで取り合うスーパーとか怖すぎるという感覚になっていきますよw
ただ、誇りをもって、自分の中の譲れないものをかけて戦う主人公たちはかっこいいです。
そんな彼らの弁当にかける情熱をぜひご覧になっていただければなと思います。
〇終わりに
いかがでしたか。
この作品の感想ですが、【日常の中に感じたい非日常】を求めている人には間違いなくおススメです。
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