サブカル魂☆

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“異質”な野球漫画『ONE OUTS ワンナウツ』

どうも、おはようございます。サブカル大好き人間のコウです。

 

投稿一発目として、今回皆様にご紹介したいのは、集英社ビジネスジャンプ1998年24号から2006年18号まで連載された野球漫画ONE OUTSです。

 

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こちらの作品、なぜ私が野球漫画として異質と書いたのか、その異質さこそがこの漫画の持つ最大の魅力だからです。この作品は、以前松田翔太戸田恵梨香の主演でフジテレビで放送されていたライヤーゲームの原作者である甲斐谷忍先生。

この作品、一言でいえば野球にギャンブルの要素を盛り込んだギャンブル漫画なのです!

以下は、簡単なあらすじです。

◎あらすじ

長年に渡ってプロ野球チーム「埼京彩珠リカオンズ」に所属する天才打者・児島弘道は、一度も優勝経験がなく、優勝に必要な何かを探すため沖縄で自主トレーニングに励んでいた。そこで児島は、賭野球「ワンナウト」で無敗を誇るピッチャーであり、天才勝負師の渡久地東亜と出会う。

万年Bクラスの弱小球団であるリカオンズに入団した渡久地は、オーナーの彩川恒雄に、完全出来高制の年俸契約「ワンナウツ契約」を提示する。球団売却のために黒字幅を大きくしたい彩川は、明らかに投手側に不利な契約を快く引き受ける。しかし、彩川の予想とは裏腹に渡久地は類稀なる勝負感と制球力で、三振の山を築き、億単位の推定年俸を稼いでいく。

というストーリーである。この主人公の渡久地東亜ですが、まぁ見た目や性格、そして言動などがどう考えても歴代のスポーツ漫画の主人公にあるまじき感じに仕上がってますw

 

金髪で、試合の合間には常にタバコを吸うヘビースモーカー。そのくせ投げられる球は、120キロのストレートのみ。しかし、とんでもない制球力とたぐいまれない洞察力、そして長年のギャンブルで培った勝負師の才覚を用いて、相手を戦略的にそして狡猾に、爽快にプロの世界の強豪たちをなぎ倒していく。

そんな渡久地東亜という、今までにない野球漫画界の異質な主人公、渡久地東亜がひたすら敵を無双しまくる野球ストーリーになっています。

また、この作品の特徴の一つに、ワンナウツ契約』というものがまたおもしろいんですよ。

簡単にいえば、この契約は主人公の所属するリカオンズのオーナーと渡久地が1試合ワンアウトとるごとに、何万、何百万というお金が渡久地の元に入るというとんでもない契約。ただ、このオーナーの彩川は、毎回様々な手を使って、渡久地を貶めようとしまう。なんせオーナー側からしたら、いくら弱小のリカオンズを勝たせるとはいえ、毎回とんでもない額を渡久地に支払うリスクを避けたいわけです。

つまりこの作品、通常の野球漫画ではまず描かれない、主人公VS所属チームのオーナーという謎の戦いも見ることができるわけですw

 

この漫画、今まで正統派や王道と呼ばれるような野球漫画を見てきた人にも、いままで野球漫画とかを呼んだことのない人にもぜひともおススメしたいです!

 

きっとこの作品の、渡久地東亜というキャラクターの、剛速球でも、チームメイトとの友情や努力で勝利を勝ち取っていくわけでもない、とんでもない才覚と勝負師の悪魔的な頭脳や洞察力のみで、様々な敵を圧倒していく姿に、きっとあなたも『魅了』されるはず。

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では、今日はこのへんで。最後に主人公の渡久地の名言を一つ。

『可能性が低いってのは、つまりゼロじゃない。』